キラリ 1ヶ月使った感想
2016/06/02
3.0
総合評価色が落ちるときは、大体3日ほど経ったときに突然
1回だけだとやや物足りない。
はじめの頃は2日ぐらい連続して使用しないと、理想の色にはなりません。
継続しても3日目ぐらいに根元が落ちる
写真がわかりづらいのですが・・・通常トリートメントは初めは色は付きにくくても、継続することで色落ちしにくくなったり馴染んでくるのですが、1ヶ月の使用ではそれらも感じることがありませんでした。
総合評価 感想
総合的に見て悪くはないと感じましたが、色の落ちやすさや容器の使いにくさなどが評価を下げてしまいました。
染め上がりは、まずしっかり染め上がるまでに私の場合は2日ほどかかったのですが、1日目が遠目で見ても分かるほどムラになってしまい、その時は人前に出るのをためらってしまいました。私の髪が硬くて太さもあるので、そのためかもしれません。
色が落ちるときは、大体3日ほど経ったときに突然といった感じで、初めはビックリしました。
しっかりと色が入ったときの色合いの美しさや香りの良さは素晴らかったですし、他の白髪染めトリートメントと比べても色味や香りの種類に個性があって、こちらも評価できました。
トリートメントとしての機能も十分で、初日は使用後の手触りの素晴らしさに感動しました。ただ、毎日使うトリートメントではなく、週に1〜2回をめやすに使う高級トリートメントのような仕上がりで、私の場合は毎日使っているとかえって髪の状態が落ち着かなくなり、扱いにくくなってしまいました。
キラリが一番評価できる点は、何よりも肌への刺激の少なさだったと思います。「聖マリアンナ医科大学」の研究チームが皮膚科学をもとに開発されているそうなので、それも納得です。
肌が弱くて市販の白髪染めができない方にも、一度使ってみる価値がある商品だと感じました。
ただ、私自身は、染まりの良さを重視して白髪染めトリートメントを選びたいので、現状の半分の優しさと現状の倍の染まりやすさ、現状の3分の2の価格くらいであれば、購入を検討すると思います。
一番難点だったのは容器の使いにくさで、それだけの理由で次回は購入しないだろうと思うほど、私にとって大きなマイナスなポイントでした。
キャップを開けたりチューブを握る必要がない容器、例えばプッシュ式で中身が出てくるタイプか、キャップが上についているスタンド式の容器になれば、かなり使いやすくなると思います。
染め上がりの美しさ3.0
初回しっかり染め上がるまでの使用回数 | 公式サイト:5回推奨 今回のレビュー:2回 |
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使用した色 | ダークブラウン |
1日目はムラになりましたが、深いグリーンの美しいツヤ
私の髪だと、使用1日目はムラのある染め上がりになり、まだまだ綺麗に染まったと感じられませんでしたが、2日続けて使うとなかなかの満足できる色の入り方になりました。
染め上がりに効果をハッキリ出すには、トリートメントを惜しみなくたっぷり使用することです。私の場合は、使用していくうちに髪にボリュームが出たために使用量が増えていったのですが、使用量が増えた分、色がよく持つようになりました。染まったときの色の出方もキレイでした。
今回はダークブラウンを試しましたが、あまり他の製品では見かけない自然な落ち着いた色になりました。よくある茶色ではなく、笹の葉のような深いグリーンの美しいツヤが一緒に出て個性があり、この発色にはとても満足しています。
また、トリートメントの効果もよく自然できれいなツヤが出るので、発色を良くするのに一役買っていたと思います。
前回、使用した『レフィーネヘッドスパトリートメントカラー』ではトリートメント塗布後、放置する間に保温効果のあるキャップを付けることで染め上がりに大きな違いがありましたが、キラリでは染まり方やトリートメント効果に変化は感じられませんでした。
保温することでさらにきれいに染まるのでは?といった期待感もあったので、染まり方に変化がなかったことは少し残念でしたが、普通のビニールキャップを使用しても変わらないという点は、逆に言えば暖かい環境を作ることを考える必要がなく、その分手軽に使用できるというメリットでもあると感じました。
持続性・色持ち2.0
色落ちが気になり始めた頃 | 3日目 |
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推奨する利用期間 | 2〜4日に1回 |
3日ぐらいで根元が色落ちが目立ち満足できない
トリートメントを惜しまず使用すれば、全体的にはまずまずの色もちを保てると感じましたが、個人的には根元の色落ちについて満足できず、星ふたつという評価になりました。
たっぷり使用することで全体的な色の持ち方は良くなりましたが、続けているうちに、今度は表面に見える髪が満足できる染め上がりを保っているのに、3日ほど経つと根元部分だけが突然色が落ちて目立つように・・・
個人的にはトリートメントタイプの白髪染めは3日くらい色が持ってくれれば満足できますが、色は徐々に抜けていきます。ただ、キラリの場合は染めてから2〜3日後に急に落ちるため、次のタイミングが計りにくいと感じました。
キラリは初めて使う場合はメーカーでは5日連続で使用することを推奨しています。色落ちするまでの期間を延ばしたかったため、試しに終盤に5日連続で染めてみました。それでも2日連続した時と同様に2〜3日後で急に根元から色落ちしてしまいました。
それと、私は朝、寝癖を直すために洗面台で軽く髪を濡らしてドライヤーをかけるのですが、染めた翌日は薄茶色のしずくが必ず垂れてきました。たっぷり使用すると色もちが良くなったと書きましたが、その分、しずくの色も濃かったです。
また、染めた直後も、お風呂から上がるときに頭から茶色のしずくが顔や体を伝ってどんどん落ちるので慌てて頭を拭く、ということが何度かありました。この点は少し注意が必要です。
髪へのプラス効果・ツヤ4.0
刺激の少なさは魅力
刺激の少なさ
キラリの一番優れている点は、刺激の少なさだと思います。
私は、頭皮が乾燥しやすく皮脂も多めという混合タイプで、使用した1ヶ月は12月から1月という特に乾燥しやすく気温の変化も激しい季節でした。
このトリートメントを使用中はかゆみや乾燥をほとんど感じず、使用が終わった途端に、頭皮に乾燥によるかゆみやふけが出るようになってしまいました。トリートメントの成分が地肌を健康に保っていてくれたのではないかと思います。
さすが「皮膚科学研究から生まれた」と謳われているだけありますし、「聖マリアンナ医科大学」という医療系の大学の研究室内で開発されているのを知って、なるほどーと感動しました。
トリートメント効果
トリートメント効果については使い始めた当初は、白髪染めではなくもともとトリートメントなのではないかと思うほど髪への効果が高く、美容院でお願いしたときのような抜群の手触りに大満足していました。
それが、使用を続けていくとドライヤーで乾かした後に手触りがとても良く満足する日もあれば、毛先が指にちょっと引っかかるような仕上がりになってしまう日も出てきました。
その他、寝癖が付きやすく取れにくくなったり、髪のハネが取れなくなったりといったことが度々あって、いつも仕上がりが異なる状態に・・・この点は少し扱いづらかったです。寝癖が付きやすくなった原因は、髪の保水力が上がっていったせいかもしれない、という気もします。
ハリやコシを出す効果についてはそこまで強いとは言えませんでしたが、自然に少しずつボリュームアップしてくるような印象でした。十分安心して使用できる製品だと感じました。
使いやすさ2.0
塗布するタイミング | シャンプー前塗布し、30分放置+保温キャップ |
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1 | 5分 | 乾いた髪にトリートメントを少しずつ塗布していく |
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2 | 25分 | ラップを巻いた上からキャップをして放置 |
3 | 5分 | 入浴時にお湯でトリートメントを洗い流したあと2回シャンプーする |
トリートメント自体の触感が固めで、塗布しにくい
容器
私が一番難点だと感じたのは容器の扱いにくさです。
服や浴槽などを汚してしまう心配の強い白髪染めで、キャップを下にして立てて保存するチューブタイプは、使いづらく残念です・・・
この形状は、浴室などの水がかかる場所に置いているとほぼ間違いなくキャップに水が溜まり、トリートメントが溶け出してしまうのですが、実際に使用して3回目くらいのときに、うっかりキャップを勢いよく開けてしまい、トリートメントが飛び散って周りが汚れてしまいました。
汚れの落ちやすいトリートメントですが、飛び散ったものを数時間そのままにしていると、やはり取れなくなってしまいます。そうして自宅の洗面台の鏡には取れない汚れがついてしまいました。
このトリートメントの固さでは難しいかもしれませんが、レフィーネのようなプッシュして中身を出す容器か、キャップが上向きについているスタンド式の容器のほうが使いやすく感じます。
テクスチャー
また、トリートメント自体の触感が固めで、私にはとても塗布しにくかったです。
トリートメントを多めに手に取ってから塗布すると1ヶ所にたっぷりと乗っているという状態になってしまって、全体に満足のいく染め上がりになるように塗布するには、場所を何度も変えながら少しずつ塗布していかなければならず、とても手間も時間もかかりました。
また、触感が固めで、やや葛餅のようなぷるんとした手触りでもあるせいか、乾いた髪に使用してもどこにトリートメントが付いているかがはっきりと分かりづらく、最初のうちは塗布しきれていないところがあり、染めムラが出やすかったです。
逆にトリートメントが固かったため、放置している間に「垂れ落ちたらどうしよう」と心配する必要がなく、塗布してキャップをかぶった状態でも家事が行うことができました。
放置時間
また、放置時間が最長で20分でOKと、比較的短時間で済むのであっという間に感じ、待ち時間によるストレスはほぼありませんでした。
コスパ2.0
一商品で使える期間 | 0.5ヶ月 私の場合だと1本で8〜9回ぐらい、半月強くらいで使い切りそうです |
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1ヶ月の推定予算 | 5,500〜6,000円 |
今回は1本半月ほどしか持たなかった
コストパフォーマンスは良くないと感じました。
正直なところ、単品でもまとめ買いでも1本が3,000円を超えるのに、今回は半月ほどしか持たなかったので、とても高く感じます。
ひと月使用するために5〜6,000円かかると考えると、とてもではありませんが我が家の家計では、自分ひとりの白髪染めのためだけにこの費用を出し続けることはできません・・・
しかし、肌への刺激が非常に弱く肌を健康に保つ効果も期待できるというような、キラリの一番のメリットである成分の良さから考えると、高すぎるということはないのかもしれないとも思います。
例えば肌が弱いせいで石鹸やシャンプーも低刺激のものを選ばなければいけないような、自宅での白髪染めを諦めているような方にとっては、むしろコストパフォーマンスが高いと喜ばれる方もいらっしゃると思います。
私は乾燥しやすく皮脂も多めな混合肌の頭皮で、皮膚が強いというほどでもなく、弱いというほどでもありません。そんな私にとっては、低刺激性と高いトリートメント効果は魅力的だけど、このお値段だと続けられなくても仕方ないかな、という評価になりました。
現状が3,000円以上なので難しいですが、せめて1本2,000円くらいまでか、容量が1.5倍以上になったらいいのにと思います。この品質の良さと、他にはなかなかない染め上がりの色合いや自然に出るツヤのことも思うと、そのくらいのお値段であれば、少し頑張って続けてみようかな?という気持ちになれるかもしれません。
香り4.0
香り | すがすがしい柚子の香り |
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柚子の皮を削ったような、すがすがしい香り
手に取ったときから、柚子の皮を削ったような、すがすがしくとても良い香りが広がります。柚子の香りのみで、何か混ぜ物をしているようなにおいは感じません。臭いとか、ニオイがきついという不満は、全くありませんでした。
香り自体は強くなく、流してしまうとほとんど残りませんが、乾かしたあとでもふと香ってくることがあって嬉しくなりました。個人的にはもう少し香ってくれてもいいのにな・・・と思いました。
おすすめできる人・できない人
おすすめな人
- 肌が弱いために白髪染めを諦めている人
皮膚科学から生まれたという謳い文句だけあって、刺激が本当に少ないので、他の商品でかぶれてしまう方も一度試してみる価値があるのではないかと思いました。
おすすめできない人
- 白髪染めにあまり費用をかけたくない人
特に髪が多くハリコシもある毛質だと、私のように塗りにくさを感じると思います。また、そうするとたっぷりの量を使うことになると思うので、コストパフォーマンスについて疑問を持つようになるかもしれません。また開発や敏感肌にも優しい成分のせいか安くはないため、費用をかけたくない人もあまりおすすめできません。
キラリ Q&A
メーカー情報
当記事は商品のリサーチを行なった2015年10月時点の情報です。
最新の情報は公式サイトにてご確認ください。
価格 |
通常価格 3,240円(税込)+送料500円 |
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容量 |
200g |
染まりやすい使い方 ※メーカー推奨 |
しっかり染めたい場合は、シャンプー前の乾いた髪の使用を推奨。濡れた髪に使うよりも、色の入り・定着が非常に良い。 |
使用頻度 目安 |
使用初めは、5日間ほど毎日集中的に使用 定着後も、週3・4回使用 |
カラー |
3色
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香り |
柑橘系の優しい香り |
ジアミン |
ジアミンは含まれていない |
pH |
pH6程度(弱酸性) |
手袋の必要性 |
不要 |
販売会社 |
ナノエッグ 聖マリアンナ医科大学内 |
成分 |
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