まよまよさんのルプルプヘアカラーフォーム 1ヶ月使った感想

染まり具合と色の出方があまり満足いきませんでした。標準のやり方である10分放置だと3日連続で使用してもさほど色が濃く出ず、色みもダークブラウンより赤みの強い茶色になります。出来れば標準の放置時間でダークブラウンに染まってほしいですね。

初日使用“前”

1日目　10分塗布

2日目　10分塗布

3日目　10分塗布

30分放置するとよりダークブラウンに近い色みまで仕上がりまぁまぁ満足のいく染め上がりになりますが、その代わり時間的な手軽さはなくなりますね。例えば、DHCヘアカラートリートメントなどは5～10分も放置すれば同じ色みくらいには染まります。

30分使用“前”

30分使用“後”

10分で赤茶っぽい色にしか染まらないのであれば、年齢的にはもう少し落ち着いた色にしたいので、次回この商品を使う機会があればブラックを選ぶでしょうが、果たして10分でどのような色に仕上がるのか興味があるところではあります。

わたしは手軽さ重視なので、出来れば放置時間は短いほうが良く、その条件でしっかり選択した色にまで染まるかというと、やはり評価は下がってしまいます。

また、目立って色の持ちが良いということもなく4〜5日に1回染め直さなければならないので、わざわざ選んでこの商品を買おう、という気持ちにはならないと思います。

ですが、ムースは使用感が軽く塗布した頭が重くないのでいいですね。クリームだとどっぷり塗ると頭が重く、放置時間が長いとたまに軽く疲れることがあります。

ムースは軽くていい

また、ブラシのみで塗れるのでほとんど手が汚れず楽です。

付属の使い捨て手袋も手首を引っ張ると素材が伸びて手にジャストフィットするというものなので、手が小さく普通の使い捨て手袋はブカブカだった私でも使いやすかったのも嬉しかった点です。

手袋も使いやすい

手で塗るタイプではないので手袋の必要性がほとんどありませんでしたが。

標準の放置時間10分で染めた場合、1回めで「色が入った！」という印象が持てないし、2回3回と続けて染めても「濃くなった」とも思えない染め具合で終わってしまいました。

初日使用“前”

3日×10分でこれ。残念

決して、色が付いてないことはないと思うんですが、何度やっても濃くはならない、それは以前レビューした他社の『キラリとろーりムース』と全く似た印象です。

色はダークブラウンを選択したのですが、赤みが強く出てしかもライトブラウンくらいにしか染まらないので、ちょっと軽薄なイメージになりそうで年齢的に向いていない色だなと感じました。

思ったよりも赤みが強い

30分放置すればダークブラウンに近くなりますが、それでも100％の満足度は得られませんでした。

というのも、この商品で特に気になったところは、前髪の分け目部分の根元にしっかり色がのらず薄い色なので、そこだけ薄毛のように見えてしまう点なのです。遠目にふと鏡に映った頭を見ると顕著でかなりドキッとします。

根元に色が入りづらい

髪の根元はいつも丁寧に塗布しているつもりなので、根元が染まりにくい商品なのかな？と感じました。他に、ドライヤーの熱で温める方法もやりましたが、染め上がりにたいした違いはありませんでした。

また、ルプルプにはクリームタイプのヘアカラートリートメントもあり、こちらも以前レビューしたので比較してみました。クリームタイプの使用方法は、乾いた髪に塗布後20～30分放置、ムースタイプは、同じく乾いた髪に10分放置、なので、時間が長い分クリームのほうがいくらか良く染まる印象です。

しかし、ムースタイプも放置時間を30分と長く置くと、ダークブラウンに近い色を出すことが出来たため、染め上がりの満足度は放置時間に比例すると思いました。

「10分」と手軽でも、色の濃さ、色みに満足しなければ意味がないので、評価は低くなりました。

過去の商品と比べると可もなく、不可もなくといった印象でした。髪の根元が染まりにくいので、全体的に退色が進むと特に根元・生え際が気になります。

そもそもきちんと濃く染まった感じがしないので、いつの間に色落ちしてしまったんだか、いつから白髪が目立っていたんだか明確に分からない気がします。

一度最長30分放置時間をとってなるべく濃く染めた後、4〜5日に1回の間隔で使用するのが良いのではないでしょうか。お手軽に10分放置で済ませたいならもう少し頻繁に染めて回数を増やしたほうがより綺麗かもしれませんね。

しっかり染めた直後

6日経過

頭皮への刺激はなく、髪が傷むようなことはありません。トリートメント直後に際立って特に良い影響を感じることはありませんが、途中経過観察中もわりと髪がスルスルで手触り良く、ツヤも少し出ているように感じました。

毛先の傷みが補修されるほどではないですし、またカラートリートメントにそこまでの機能も求めてはいませんが、手触りの良さは気に入ったので、トリートメントとしては★4つの良い評価にしました。

もしも初回使用からトリートメント効果を実感できていれば、最高評価になったところです。

ブラシにムースをのせて塗布するので、手がほとんど汚れず楽です。逆に素手で直接塗ると手がヌルヌルになるのでボトルが滑ってプッシュボタンを押せません。メーカー推奨どおりブラシ使用をオススメします。

ブラシ

ブラシにムースをのせます

トリートメントタイプでは、まずは素手で塗布し細かい部分は付属のクシで馴染ませる、といったやり方なので、爪周りに色素が2～3日残ることが多く、気になります。

ビニール手袋をすると手は汚れませんが、私など特に手が小さいので手袋がブカブカで塗りにくく、ブラシのみで塗れるムースタイプは本当に使い勝手に優れていました。

ムース自体はとても軽く塗り心地も良いのですが、ムースが緩過ぎるのか溶けた泡が液状になって額に垂れてき、不快です。

そして、ムースが緩すぎるのがまさに原因で髪の根元への定着が悪く、根元の染まりが悪いのではと推測します。

この商品は内容量が80gしかありません。ムースの質感がフワフワモコモコで格段に軽いのでグラム換算すると内容量は少ないのかもしれませんね。

ムースタイプで初めてレビューさせていただいた「キラリとろーりムース」はムースとは言え泡の質が少し違っていて、モコモコというよりは商品名のとおり「とろーり」なんです。質感が若干重いんですね。

ですので、150g入っていて1本で約25日使えました。1本あたりのお値段はほとんど変わらないので、内容量の違いがそのままコストの大きな差になった感じです。

髪が長いので使用量も多くなりコストが嵩むのはしょうがないのですが、これだとヘアサロンに行ってもいいかも・・・と思える価格になってしまいます。その上、染め上がりにはあまり満足がいっていないので、おそらくこの商品を選ぶことはないでしょう。

ラベンダーなどのアロマ系の香りがするらしいのですが、何の香りか判別できませんでした。ローズマリーの香りが強かったのかもしれませんが刺激臭のようにも感じました。

同じルプルプのヘアカラートリートメントはラベンダーがちゃんと香っていて心地よかったですし、レフィーネヘッドスパトリートメントカラーはスパイシーなレモングラスやジンジャーの香りが個性的で使用するのが楽しみなくらいでしたので、こちらの商品はあまり良いとは思えませんでした。